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庭の焼夷弾

これは夢だったのか、それとも妄想なのか、、、

小学校1年か2年の時ですから、昭和23年か24年です。
庭から焼夷弾が出て来たのです。多分不発弾でしょう。
子どもでも持てる大きさでしたから、長さが3~40㎝ほどだったと思います。
黒っぽい色で先が尖った円筒形でした。

最近でも時々不発弾が見つかったというニュースを見ます。
今なら近隣住民は避難、道路は封鎖、自衛隊の爆弾処理班が出動、と大騒動です。

ところが、あの頃は雨のように降り注いだ焼夷弾の名残があちらこちらにまだあったのでしょう。それに爆弾処理班はありません。

さてその焼夷弾の処理は、、、
「川に流すんだって」と母がどこからか聞いて来ました。
庭の焼夷弾_f0161708_20351670.gif


その焼夷弾を持って兄と二人で川に捨てに行ったのです。
丸で嘘のような話ですが、小学生二人で捨てに行ったのです。
アレは本当だったのだろうか?信じられない状況です。

子どもの足で10分ほど中野方面に歩くと下水が流れ込む小さな川がありました。家の直ぐ近くには交番もあったのに、その前を素通りして川に行ったのです。

爆弾は火薬だから水に入れればよい、と思いました。
小さな橋の上から焼夷弾を投げ捨てました。

その時は赤い夕焼けだったと覚えています。

アノ川は程なく下水管に埋め変えられたことでしょう。
その工事で何本の焼夷弾が出てきたことか?
でも、爆発したというニュースも聞いた記憶がありませんので、大事はなかったのでしょう。

やはり どう考えても変な話です。
私の記憶違いでしょうか?それとも妄想?夢?、、、

昭和20年代前半に焼夷弾はどうやって処分していたのでしょう?記憶にある方は是非教えてください。

「不発弾を川に捨てる。」 ナント非常識な行動!その上、それを子どもにやらせるなんて!やはり変です。記憶はハッキリしているのに辻褄の合わない話です。

兎に角 この記憶が正しければ、命の保証もなかったわけです。
あ~今生きているのはやっぱり奇跡だわ!


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by ubayuri | 2009-01-13 21:09 | 子ども時代・思い出 | Comments(0)