人気ブログランキング | 話題のタグを見る

バカの大足

うっとうしい長雨から一転 夏になり、昨日は「突発性グータラ病」に罹ったうばゆりです。突発性だけあって 今日はケロリと治癒いたしました。

「突発性グータラ病」意外にも、「慢性的自己嫌悪病」とか「伝染性人羨み病」とか、人には厄介な原因不明の病気があります。
バカの大足_f0161708_22595375.gif

子供の頃から人羨む病の方はトントご縁がなかったのですが、自己嫌悪病の方はかなり重くて何十年間の付き合いです。

性格的に自分が嫌い~の自己嫌悪ではなくて、「自分の足が嫌い」「背が高いのが嫌い」とかだったのです。一種の劣等感です。

特に足に関しては。
いえいえ、足が臭いとか水虫だとかの話ではないのです。足が大きいのです。
臭いとか水虫なら対処法もあるのですが、大きいのはどうすることも出来ません。

足のサイズは24.5㎝です。今ならどうって事無い大きさですが、、、
私の若い頃は靴屋で扱っている婦人靴は24㎝まででした。
中学で24.5㎝になったのですが、その当時は運動靴を履いていたので何とも思っていなかったのですが、高校生くらいから悩みました。
お洒落をしたい年頃なのに靴がないのです。
初めて買った革靴は、ナント! どこかの学校の校内用の靴でした。
靴屋の店頭に黒い革靴24.5㎝が2足 置いてあったのです。それも特売の超安値で。

店員さんに聞くと、どこかの学校の指定靴が余ったので、、、と言うことでした。
それを聞いて、「これはポンジョ(本女)かトンジョ(東女)、慶応、学習院辺りの靴に違いない」と勝手に妄想をして、即買いました。

靴を売ってないほど足が大きいと言うことは、自分の足は異常にデカイ!と思いました。それに
【バカの大足、間抜けの小足、丁度良いのは私の足】 ナンテ囃されたりして結構傷ついていました。

靴はいつもボロボロにくたびれたのを履いていました。確か20歳くらいの時24.5㎝が市民権を得て 店頭に並ぶようになったのですが、靴屋に行くのはとても苦痛でした。
人前にバカの大足を晒さなければならないのがたまらなかったのです。
自ずと靴屋への足が遠のき、くたびれたぼろ靴のままでした。すると今度はぼろ靴で靴屋にはいるのが恥ずかしいのです。

店員さんが側で見ていたので、買わず出てしまったことが何度もあります。
最近は軽症になったとは言え、やっぱり靴を買うのは苦手なんです。


          -----------
【ブログ村・シニア日記】 ←ランキングに参加しています。応援のクリック お待ちしています。
【ちょっとお茶でも】 ←コメントはこちら

【ナッツベリー】 ←森のロッジへ
【古日記】 ←以前のうばゆり日記&チョットした情報はココ
by ubayuri | 2009-08-04 23:41 | 子ども時代・思い出 | Comments(0)