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音痴がばれない時代

昨日の話の続きです。
うばゆりの母親は音痴でした。でも余り気にとめていませんでした。
音痴がばれない時代_f0161708_2201949.gif


母が生きている時に聞いた話です。

小さい頃は覚えてないけれど、女学生ぐらいになると鼻歌などを歌っていると、
「はしたない」と必ず注意をされたそうです。

それに人前で大口を開けて笑うのも行儀の悪いことで、まして人前で大声で歌うなんて絶対にしてはならないことだったそうです。

だから、自分が音痴だとはずっと知らなかったと言うのです。
ただ、女学校の唱歌のテス中、3人並んで歌っていると 途中で母だけ抜けるように言われたことがあるそうです。残り二人だけが歌って終わったので、何故だろうと不思議に思ったというのです。

大正末から昭和の初め頃のことですから、歌を聴く機会も歌う機会もとても少なかったはずです。だから音痴はゴロゴロいて、目立たなかったことでしょう。

ア~、それに比べて現代は、、、
歌いたかったら、路上でも楽器を持ちだして歌う時代です。

生まれたときは「こんにちは赤ちゃん」で始まり、
小学校に入学するときは「1年生になったなら」
卒業するときは「蛍の光」・・・おっとコレは古いか?
兎に角行事でも応援でもパーティーでも遊びでも歌はつきものです。

歌は楽しい気分にさせるし、友情を育むし、時には元気をくれます。良いことだらけの歌ですが、音痴にとっては辛いのです。

素晴らしいものだから、出来ない身にはかえって辛いのです。
もしも生まれ変わることが出来るのなら、顔はコレで我慢します。体型も我慢します。結婚相手も我慢します。でも音痴だけは勘弁して貰いたいです。


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by ubayuri | 2010-01-25 22:28 | 子ども時代・思い出 | Comments(0)