憧れの先輩が~
確か、中学1年の時のことです。
友達のトノヤマさんが、 「あれ、私のお姉さん」 と指を指した先には
色は抜けるほど白く、目鼻パッチリ、髪の毛は金色に輝き、背はすらりと高く、、、
もう言うこと無しの美人がリレーの練習をしていました。
まるでそこだけ後光が差している感じです。
その素敵なお姉さんは、リレーの花形選手で、勉強も優等生だと言うことです
隣のトノヤマさんはうばゆり同様平凡な顔立ちで平凡な体型で、勉強も鳴かず飛ばずで、集団の中に埋没しています。
二人の後ろには後光じゃなくてただの影が寄りっそっていました。
だけどよく見ると、トノヤマさんも色は白いし、髪の毛は茶色だから 多分本当のお姉さんなんだろうと思いました。
どこにいてもスポットライトを浴びているお姉さんは、2学年上でしたが色々な場面で見かけました。運動会や始業式など学校行事では必ず目に飛び込んでくるのです。
一方的に素敵だな~と見とれているだけで、喋ることもないままお姉さんは卒業をしていきました。
トノヤマさんとも特に親しいわけではなかったので、このことはすっかり忘れていました。
ところが!ジャ~ン!
先日、久しぶりで兄に会ったら、「中学のクラス会があった」という話しになったのです。
そして、同じクラスのトノヤマさんが「うばゆりのことを話していたよ」というのです。
あの外人みたいで超クールな美人がうばゆりのことを知っていただなんて!
例え、妹の友人として記憶されていたとしても、キャッホ~嬉しい!
なにしろ、一学年が300人以上の過密学校で、一人として覚えられていたなんて!
常にその他大勢としか覚えられないうばゆりにとっては大事件です。
今はどんな風になっているのか、興味津々のうばゆりは
根掘り葉掘り兄に聞きました。
「ネッ ネッ、やっぱり凄い美人でしょ。」と言ったら
「う~ん、ちょっと他の人とは違うけれど、それなりにお婆さんだよ。」
と言う返事でした。
あのトノヤマ姉さんがお婆さん! 絶対に信じたくない!
だけど、現実は72歳だもの~仕方がないのだわね。
あ~、歳月の無情よ!
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今日もお読みいただき有り難うございました
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by ubayuri
| 2013-01-27 23:43
| 子ども時代・思い出
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